2次試験

令和6年診断士2次試験事例1を解いてみた!

はじめに

皆さん、おはようございます、こんにちは、こんばんは。

ひつじです。

久々のブログ投稿でございます。

今週日曜日に行われた令和6年診断士2次試験。

受験された方、本当にお疲れ様でした。

皆さんの激闘の様子を、X上から拝見し、ひつじの胸も熱くなっておりました。

予備校からの速報では、非常に難しい問題だったとの事で、どんな問題だったんだろうと、内心ドキドキしておりました。

ただ終了後、Xのポストで、試験問題の内容に関するものや、再現答案などは、一切見ないにようにしてました。

何故なら自分でも初見で解いてみたかったから。

今更何をと思う方もいるかもしれませんが、合格しても気になるし、やっぱり解いてみたいと思う中毒性が、診断士2次試験にはあるのではないかと思います。

多くの方が受験生支援をやられているのも、そんな中毒性のせいではないかと思う部分もあります。

なもんで、頑なにそれらしきXのポストを見かけたら、即座にスクロールしてみないようにして、今年の問題がアップされないかと今か今かと待ち望んでいた次第であります。

そして本日受験生時代もお世話になったAAS様のサイトでアップされたのを確認。

https://www.aas-clover.com/testinfo/download-2

朝から仕事で疲れてはいましたが、はやる気持ちを抑えられず、事例Ⅰ 80分一本勝負を試みた次第であります。

解いてみた感想

個人的には、組織論や事業承継を論点とした、いつも通りの事例Ⅰといった心象でした。

与件文も時制の部分で若干ややこしさがありましたが、比較的読みやすい感じだったと思います。

一番難しいと感じたのは第3問。

第3問辺りは設問も長たらしいイメージでしたが、1行しかないシンプルすぎる設問で、逆に何をどう書こうか惑わされました。

久々すぎて、2次試験の言い回し等お作法の部分をかなり忘れており、「効果ってどういう風に書けばいいんだっけ!?」と慌てふためきました。

あと時間はきっちり測って、プレッシャーを自分に与えたつもりでしたが、本番の時の精神状態で解くのと、若干楽しみが入った状態で解くのとでは、与件文の咀嚼がこんなにも違うものなのかと思いました。

昨年度本番時、読めども読めども頭に入りずらかった与件文が、同じ初見本試験問題でも、リラックス状態で読むと、こうもスイスイと読めるものかと驚愕でした。(かといって、設問を解けるとは言ってない。)

改めて本番を乗り切った受験生の皆さん、本当にお疲れ様でした。

事例Ⅰ ひつじの解答

さて、そんなわけで、1年ぶりに診断士2次試験事例Ⅰを解いたひつじの解答は以下のとおりです。

第1問

(a)強み

自社倉庫所有、流通加工や適切な温度、湿度で管理するサービス。

(b)弱み

旧態依然の管理体質、受注管理非効率、顧客新規開拓力が弱い。

第2問

理由は、長女の大手物流企業での物流企画、営業経験を活かした首都圏での物流企画業務等新市場開拓を行う為。狙いは、長女とA社社員との関係性向上、存在意義の明確化による今後のスムーズな事業承継へ繋げる為。

第3問

理由は、Z社にとって、地域密着型で地域物流のコーディネーターであり、小さな組織を活かした迅速な意思決定と長男の物流システム提案力のあるA社に依頼すれば、スムーズな県内進出ができる可能性が高い為。

第4問

(設問1)

狙いは、①年功序列で古い慣習が残る組織体質からの脱却②県内事業部と首都圏事業部の業務連携を図り、競争激化、人手不足、物流の多様化や複雑化への対応を図る。

(設問2)

A社とZ社が各店舗の在庫状況を相互共有できる情報システムを構築、県内事業部や協力会事業者との連携による機動的な商品補充を行う。中立公平な人事評価等人事処遇制度刷新による専門人材等社員の士気向上を図る。

うん、キーワード詰め詰めふぞろい解答丸出しです...。(笑)

大外しはしてないと思いますが、こればっかりはなんとも言えません。

特に第3問と第4問の設問2の人事処遇辺りの無理矢理感が否めません。

ただ物流業界について、2024年問題辺りは知っておりましたが、それ以外の業界の詳細はほぼ分からない中で書いており、逆にいうと、あんまり物流業界のことを知らなかったとしても、キーワードと1次試験の知識、及び2次試験の解法で、ある程度は書ける問題だったのではと思います。

去年の蕎麦屋と比べて、どっちが難しいかと言われると、どっちもそれぞれ難しいというか、究極本試験の会場で受けてみないと、本当の難しさは見えてこない気がします。

それぐらい会場で受ける1発勝負の2次試験状況下は、受験生にとって最大の負荷ということだと感じました。

終わりに

1年ぶりに解いてみて、2次試験のヒリヒリ感を少し体感でき、良い刺激になりましたが、改めて本番の超絶ヒリヒリ感を乗り越えた受験生に敬意を表します。

実際診断士となり、今日まで実務補習やら、実際の実務やら、本での勉強やらで、少しづつ成長している最中ですが、2次試験は、そこに至るまでのスタートだったと改めて感じました。

明確な答えのない2次試験なので、私の解答はもちろん、他の方の再現答案や予備校の模範解答等、どれもが正解もしれないし、どれもが不正解かもしれないという状況です。

あれは書けた、これは書けなかったと、一喜一憂してしまいますが、結果は合格発表まで分かりませんし、どれくらいの得点なのかは、蓋を開けてみるまで本当に分かりません。

なので、今はとにかく、やり切ったご自身を労り、長い試験期間中、支えてくれた方々へ感謝することが、合格発表までの長い期間を過ごす最良の方法だと思います。

受験生の皆様、本当に本当にお疲れ様でした。

そして中小企業診断士2次試験の作問者及び関係者の皆様もありがとうございました。

中小企業診断士はやっぱり試験も仕事も大変だけど面白い!

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